2025-08-09
東京ステーションギャラリー
先日、東京ステーションギャラリーへ「藤田嗣治 絵画と写真」を観るために行ってきました。
結論から言うと、素晴らしいです!藤田の絵が好きな方はもちろん、写真が好きな方、東京駅が好きな方にもおすすめです。
東京駅ってやっぱりいいんですよね。
重厚で、歴史を感じるし、レンガが私は好きなので、あの雰囲気でギャラリーって申し分ないです。
今は壁一面白、という美術館が多いですが、全体的に落ち着いたレンガの色でも作品って引き立ちますね。
藤田って、今から100年以上前に生まれた人のですが、彼は100年以上先の感覚だったと思います。
以前、このツイートのコーナーで藤田の展覧会の紹介をしましたが、今回は藤田が撮った写真が見られるという事で
楽しみでした。かなり絵も展示されていたので見ごたえがありました。
彼の仲間が撮った写真には藤田の当時の生活も覗けます。
彼はミシンを自ら踏み、洋服を自作します。
ボーダーのトップス、ニット、ピアスにと、斬新でした。
今回面白かったのは、彼が作品を撮った写真を参考に絵を描いていたことが検証されていました。
コラージュのように、違う写真の人物を合成していたんです。
私も小学生のころ、写真を見ながら、夏休みの課題の絵を描いたことがあります。確か、上野動物園での
絵でした。子供ながらも写真の奥行きが表現できずに平面的になったのを覚えています。
さすが、藤田です。写真から描いているなんてこれまで思いもよりませんでした。
ステーションギャラリー、素晴らしいです。
是非夏休みにいかがですか?