2025-11-25
オルセー美術館展へ行ってきました
10月25日から国立西洋美術館で開催中の「オルセー美術館所蔵 印象派 室内をめぐる物語」へ行ってまいりました。
今年、美術館が混んでいるんですよね。
今回は「戸外」だけでなく、「室内」というテーマに焦点を当てたものです。
最近の美術展は視点が興味深いものが多いです。
昔の室内って、極めている。というか本当に素敵だったんだな。と。
家の中、といっても豪邸なのですが、シルバニアの家のように3Dで作られている模型もあり、
人形遊びをしてきた私としては、あちこちの窓からのぞいてきました。
当時のモデルが実際に着ていたドレスがなんと展示されていたのにはびっくり!
生地は綿でしたね。シミもあったけど当然ですよね、100年は経っているのですから。
手縫いだと思われるのですが、細かい。実に細かい作業でした。
ここの所、私は美術展に行くたびにこれらがどんなふうに今まで長い時間を経てきたのか…。そればかり
考えます。
同じころに「ミケランジェロプロジェクト」という映画を観ました。
ジョージクルーニー監督作品。絶対面白いに決まってると見始め、二度観ました。面白かった。
ジョージクルーニー、なんか若返ったけど、何した?そこも気になりましたが、ナチスに奪われた美術品を
取り返すプロジェクトなのですが、コミカルに描かれていても涙が出てしまう場面も。
私が今日、美術館で観ている作品が目の前にあるのは、奇跡だ。そんなふうに思います。
「美術品は歴史であり、歴史は命の蓄積だ。」映画の中のセリフです。
まだまだあった、失われたたくさんの作品に思いをはせているこの頃です。
国立西洋美術館の常設展は非常に見ごたえがあります。是非、一日観るつもりで足を運んでみてください。